習い事でも注目のプログラミング。ドローン飛行に挑む子どもたちの“試行錯誤”に密着

この記事のAI要約

大阪府池田市で、子どもたちがScratchを使ってドローンをプログラミングで飛ばす教室が開催されました。参加者はLEDの色変更や自律飛行、レースに挑戦し、距離の調整や失敗を重ねながら試行錯誤を学びました。KDDIは自治体と連携し、社会で活用されるドローンやデジタル人材育成の重要性を伝えています。今後も全国へ学びの機会を広げていく方針です。

この要約は生成AIを使用して自動作成しています。AIの特性上、情報の誤り(ハルシネーション)や脱落が含まれる可能性があります。

ドローンの前で子どもたちが手にしているのは、コントローラーではなく1台のタブレット。画面の上でブロックをつなぎ合わせ、「離陸する」「1メートル進む」といった指示を並べていきます。実行ボタンを押すと、機体はそのとおりに動きます。  

2026年8月29日(土)と30日(日)、大阪府池田市の池田市役所。「KDDIみらい共創プログラム」の一環として開催された「遠隔ドローンプログラミング教室」に、小学5年生から中学3年生までの子どもたちが集まりました。  

どうすれば、思ったとおりにドローンは動くのか。子どもたちが夢中になった時間に、密着しました。 

思った場所に着地しない!ドローンレース開幕

オープニングでは、スクリーン越しに東京・板橋区のドローンフィールドがつながり、子どもたちがお互いの街の良いところを紹介し合いました。 

会場は池田市役所。正面のスクリーンで東京・板橋がつながる
会場は池田市役所。正面のスクリーンで東京・板橋がつながる
スクリーンの前に集まり、東京とあいさつを交わす
スクリーンの前に集まり、東京とあいさつを交わす

ドローンの説明と遠隔操縦のデモを経て、いよいよプログラミングです。使用するプログラミング言語は、学校教育にも導入されているScratch(スクラッチ)。文字でコードを書く代わりに、「離陸する」「1メートル進む」といった指示のブロックをパズルのように組み合わせていきます。 

モニターの前でKDDI社員から操作の説明を聞く
モニターの前でKDDI社員から操作の説明を聞く
ブロックをつなぎ替えて飛行ルートを組み立てる
ブロックをつなぎ替えて飛行ルートを組み立てる

今回飛ばすのは、動きをすべて設計してから実行ボタンを押す「自律飛行型」。飛ばす前に、一連の動きを組み立てておく必要があります。

最初のワークでは、以下の4つの課題に挑戦しました。

① ドローンのLEDの色を変更する

② ドローンを浮遊させる

③ 浮遊した状態から前進・後退させる

④ 四角形を描くように飛行させる

LEDの色が変わると、机のあちこちで「変わった!」と声が上がります。立ち上がってドローンのそばまで見に行く子、その場で飛び跳ねる子。真剣なまなざしで機体の動きを追い、課題をクリアするたびに拍手が起こります。最初は操作方法を確認しながら進めていた子どもたちも、次第に自分たちでブロックを組み合わせ、次々と挑戦していきました。

初めてあった子どもたちも目標に向けて協力し合う
初めてあった子どもたちも目標に向けて協力し合う

基本操作を覚えた後は、チーム対抗のドローンレース。スタート地点から3つの着地点を経由してゴールへ向かい、中心に近づけるほど高得点です。 

床に引かれたコースと、3つの着地点
床に引かれたコースと、3つの着地点
出番を待つ機体
出番を待つ機体

プログラムを組み立てますが、思った通りにはいきません。

特に苦戦したのが、移動距離をメートル単位で指定するところ。コースに目盛りはありません。子どもたちは席を立ち、歩幅で距離を測りはじめました。見積もった数値でプログラムを組んでも、思った場所には着地しません。ドローンが行きすぎる、手前で止まる。そのたびに数字を直しては再挑戦、その繰り返しです。 

歩幅で距離を測る
歩幅で距離を測る
着地点にぴたりと降りた機体
着地点にぴたりと降りた機体

その様子を、会場を訪れた池田市の瀧澤智子市長も見守っていました。

「どれぐらい飛ばせばいいのかも、最初は手探りの様子でした。それが『刻んでいこう』という感じになって。1.5メートルかなと思っていたところを、1.45にできるのかな、とか。できるかわからないけれど、やってみようと仲間と考えていました」(瀧澤市長) 

テーブルを回り、子どもたちの手元をのぞき込む瀧澤市長
テーブルを回り、子どもたちの手元をのぞき込む瀧澤市長

なぜ、コントローラーではなくプログラミングなのか

ドローンは今、人が入れない被災現場を確認する「防災」、山間部へ物資を届ける「物流」、風力発電設備を調べる「点検」など、社会のさまざまな場面で使われています。 

こうしたドローンの社会実装を進めるため、KDDIグループは2022年にKDDIスマートドローン株式会社を設立。池田市でも、ハッピーローソンタウン池田伏尾台店を拠点に、地域の見回りなどドローンを活用した地域課題の解決に取り組んでいます。

「いつもの暮らし」も「もしもの時」も。大阪・池田に登場した「ハッピーローソンタウン」とは? | Spark Journal by KDDI 
 

ハッピーローソンタウン池田伏尾台店から飛び立ったドローンの映像
ハッピーローソンタウン池田伏尾台店から飛び立ったドローンの映像

今回の教室には、プログラミングの面白さだけでなく、社会を支えるドローンの役割にも触れてほしいという思いが込められています。

ドローンといえば、コントローラーで操る姿を思い浮かべます。なぜ、あえてプログラミングで飛ばすのでしょうか。KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部の大畠亮介は、次のように語ります。

「プログラミング教育は必修化されましたが、限られた授業時間の中で、さまざまな技術や実践的な体験に触れる機会を設けることは簡単ではありません。だからこそ私たちのようなテクノロジーに携わる企業が、学校の外から学びの機会を届ける意味があると考えています。プログラミング的思考は、うまくいかないときに原因を探り、工夫する力につながります」 

KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 大畠 亮介
KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 大畠 亮介

近年は、問題解決能力や思考力を育てるSTEAM教育の一環として、プログラミングへの注目が高まっています。KDDIが小中学生の親1,200人に聞いた調査では、「習っている」「習わせたい」習い事のトップがプログラミング(45%)でした。

「プログラミングへの関心が高まるなか、今回の教室は、池田市の方々に身近に体験いただける機会となりました。」(大畠) 

調査方法:インターネット調査/調査期間:2025年8月12日~18日/調査対象:小中学生を子に持つ親/有効回答数:1,200サンプル
調査方法:インターネット調査/調査期間:2025年8月12日~18日/調査対象:小中学生を子に持つ親/有効回答数:1,200サンプル

子どもたちの挑戦を支える、池田市とKDDIの連携

今回の教室開催の経緯を、池田市 総合政策部 政策企画課の小松健太さんに聞きました。

「きっかけは2025年12月、KDDI様、ローソン様、池田市の3者で結んだ包括連携協定です。十分に取り組めていなかったデジタル人材の育成をテーマに、ご提案をいただきました。ドローン教室の募集をしたところ、定員60名を上回る応募がありました」(小松さん) 

池田市 総合政策部 政策企画課 小松健太氏
池田市 総合政策部 政策企画課 小松健太氏

瀧澤市長は、市民の生活への思いをこう述べます。

「デジタル技術の進展は日進月歩で、行政だけでは対応しきれない面もあります。専門的な知見を持つ企業とともに歩むことが、市民の生活向上につながります」(瀧澤市長) 

池田市 瀧澤智子市長
池田市 瀧澤智子市長

この教室は「KDDIみらい共創プログラム」の一環として開催されました。
KDDIが、パートナー企業や自治体と協力し、全国の子どもたちに学習・体験の機会を届けています。これまでにも、京都サンガF.C.や京都府と連携した「遠隔サッカー教室」や、エリクソン・ジャパンと連携した「ロボット教育プログラム教室」などを実施してきました。

夢中キックオフ 京都サンガF.C. 遠隔サッカー教室についてはこちら
夢中の熱気がつながる「遠隔STEAM教室」 KDDIとエリクソンが描く未来の学び についてはこちら
 

遠隔ドローンプログラミング教室に参加した親子
遠隔ドローンプログラミング教室に参加した親子

なかには、自宅でScratchのアプリをダウンロードしてみたものの、使いこなせずにそのままになっていたという保護者もいました。

「親としてもアプリの使い方が分からず、そのままになっていたので、今回のような機会は大変貴重でした。『ドローンはこんな使い方もできるんだ』と子どもたちが話していたのが印象的でした」 (参加者の保護者)

次はAI教室を開催。全国へ広げる学びの場

大畠は今後の展望をこう語ります。

「今回のような教室は、KDDIが一方的に取り組みを進めるのではなく、自治体や教育機関と協力しながら進めることを大切にしています。生成AIを活用した『遠隔AIクリエイター教室』も開催しています。こうした学びの機会を、今後もさまざまな地域へ広げていきたいと考えています。」

体験を終えて、親子で記念の一枚
体験を終えて、親子で記念の一枚
東京・板橋のお友達とスクリーンをとおして再会する様子も見られた
東京・板橋のお友達とスクリーンをとおして再会する様子も見られた
修了証を手に、池田市のマスコットキャラクターふくまるくんと記念撮影
修了証を手に、池田市のマスコットキャラクターふくまるくんと記念撮影

今回の教室で見られたのは、ドローンを飛ばす技術だけではありません。仲間と考え、試し、うまくいかなければまた挑戦する。そんな学びの姿勢そのものでした。

KDDIは「KDDIみらい共創プログラム」を通じて、これからも自治体やパートナー企業とともに、新しい技術との出会いや体験を届け、子どもたちの「やってみたい」という気持ちと、その挑戦を後押ししていきます。 

ドローンを見つめる子どもたち
 

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